1月末で育休が明け、元々所属していた採用支援チームに営業として戻ってきました。
このチームでは、Webメリットやバイトル、indeedなど
Webを活用した求人情報の発信を中心に、採用関係全般を担当しています。
会社に入社して15年。
この間に、結婚、妊娠、出産とライフステージが変化していき、
昨年ついに(笑)、1女2男の3児ママになりました。
産休・育休は、3人とも約1年間ずつ取得させてもらい、現在に至ります。
◆私が直面した産休・育休からの復帰を阻む見えない壁
- 必要とされないのでは?という不安感
~前半~
出産のドタバタが終わり、しばらく赤ちゃんのお世話メインのゆるく幸せな生活がスタート!
※平日の日中限定
騒がしく、慌ただしくなる(;’∀’)
~後半~
長く続くと思っていた育休期間も、残り数ヶ月になると、だんだんと会社や仕事のことを考えるようになる。
わが社の場合、育休中に紙媒体からWeb媒体に完全に移行したことで、一気に「みんなについていけるのだろうか?」「そもそも私って必要?」と不安に…
- コロナ禍の生活
コロナの影響で保育園も自粛期間に入り終わりの見えない不安な日々が到来。
なんと、わが社も1ヶ月位休業している模様!!
なかなか会社へ子供を連れていくことも出来ず、後ろ向きマインドに。
と退職の2文字が頭をよぎる。
- 時間
自宅のある雲南市から車で片道45分の距離にあるわが社。
シンプルに「ちょっと遠い!」(笑)
加えて、子供の病気等の急な休み、保育園からのお迎え要請×3人で、業務に割ける時間がますます少なくなっていく予感。出勤1時間で保育園からお迎え要請→とんぼ返りなんて可能性も( ;∀;)
1日1時間30分の通勤時間は、「もったいない!」と悩むように…
◆見えない壁を越えるには?産休~営業として復帰するまで
- 慣らし勤務
復帰3か月前にあたる10月、社長から直電があり、「いつから会社に出る?みんな楽しみにしとるけど」
「とりあえず一回会社に来るだわ」と。この時、一度面談のため会社へ行くことになりました。
そこで、自信がないこと、資格を取りたいこと、退職になってもいいと思っていることを 伝えたところ、「やってだめならやめてもいいけん、少しずつ出てみるだ」と言われ、とりあえず慣らし保育ならぬ慣らし勤務(10:00~15:00、時々子連れ)をすることになったのでした。
この時は、求人情報の入力作業をメインに行い、営業業務はしませんでした。
慣らし勤務で、新しいWeb媒体の仕組みに慣れることができたこと、社内の人たちとコミュニケーションをとっていく中で、「情報を届ける方法は変わっても、求職者と企業をつなげる私たちの仕事は変わっていないんだ」と気づけたことが大きかったと思います。
- 話す
慣らし勤務中、3児ママの先輩にランチに誘ってもらいました。
同じ悩みを経験した先輩の話は参考になることが多かったのはもちろん、私の今の気持ちに共感してもらったことがとても嬉しくて、仕事のことや子育てのこと、色々話をしているうちに、「本当は営業がやりたい…」と自分でもびっくりの心の声が( *´艸`)
相談してみるといいよ!わたしもやってるしできると思うよ!と背中を押され、チームのリーダーに相談すると、リモートなどを活用してぜひ!ということで、結果、営業として復帰することになりました。時間に制約があって、何かを任されることや責任を持つ業務がしにくい、できないと感じていた私にとって「わたしにもできるかも!」と前向きに思えた時間でした。
会社の人たちとのコミュニケーションの中で、「私は必要とされている」と感じることができたことが大きいポイントだったと思います。
- リモートワークを活用する
コロナ休業でわが社でも、リモートで自宅から会社のパソコンを使うことができるようになっており、中でも特に制作系はリモートワークを上手に活用しているのを目にしました。早速私も自前のノートPCにリモートの設定をしてもらいました。ノートPCとスマホだけで、ほとんどの業務が自宅でできるので、週1回と子どもの急な病気などの時は在宅で勤務することにしています。
また、Slackというビジネスチャットアプリが導入されていて、これを使ってチームのメンバーと情報共有をしています。これがとても便利!(最近やっと慣れた(*’▽’))
◆現在の勤務【時短勤務】
(会社へ出勤する日)
8:30 子供を保育園へ
9:00~10:00 通勤
10:00~16:00 営業・入力・電話対応など
16:00~17:00 通勤
17:00 子供のお迎え
(リモート日)
8:30 子供を保育園へ
9:00~16:00 営業・入力・電話対応など※営業は直行直帰
16:30 子供のお迎え
◆このブログを書いてみて(まとめ)
業務を人に任せたり、お願いすることは増えましたが、それでも自分のやりたいことは遠慮しなくてもいい!できないではなく、やれる方法をとりあえず試してみよう!と思えるようになりました。「必要とされている」「貢献している」と感じることって大事です。今後、私と同じような立場の社員には声をかけていきたいし、産休・育休中の社員がおられる皆さん!ぜひ声をかけてあげてくださいね!
会社へ戻ってきてみると山陰を元気にしたい人たちの熱気が相変わらずすごい(笑)
最近の私は、久々に企業の人事担当者さんとお話をすると、楽しくて楽しくて、時間を忘れる程です。
↑戻って良かった( *´艸`)と思える瞬間です。
<参考データ>
※厚生労働省の調査によると、育休を取得する女性は82.2%、男性は6.2%(2018年度)、女性の復職者と退職者割合は、復職者89.5%、退職者10.5%(2018年度)
※育休を取得して働き続ける女性の割合は増えているものの、働いている女性の約6割が第1子出産前後で離職している。(出所)国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査」(平成22年)