私 佐々木の母校である島根県立大学さんには、
学生の自主的に企画する独創的で魅力的なプロジェクトに対して、
費用の補助など、大学が夢の実現を支援する「キラキラドリームプロジェクト」という
面白い取り組みがあります!
「キラキラドリームプロジェクト」とは?
プロジェクトでは学生たちが企画を考えて審査員の前でプレゼンテーションを行い、
審査の上 採択団体を決めていくのですが、
採択団体には費用補助のほか、
○何か必要なのか
○どんな風に談取りして進めていけばいいのか
○どんな人(企業)に相談したらいいのか」 等
その事業の実現に向けて学校や協力企業さんたちにいろいろなご指導やご支援など
サポートをしていただけます。
実は、私自身も平成26年度(第二期)の採択団体のメンバー。
「小泉八雲さんゆかりの地である松江市の怪談文化を発信したい!」と、
松江市の観光資源でもある怪談と、お菓子処松江のイメージを組み合わせて、
「怪談スイーツ」を開発するプロジェクトをさせていただきました。
大学はもちろん、市や、地元の食品会社さん、
デザイン事務所さんを始めとした地元企業さんなど、
産官学のさまざまな方にお世話になり、無事 商品を完成することができました。
大変なことも多かったですが、
今にもつながっているような貴重な経験をたくさん積むことができました!
令和3年度の採択団体は「おもいやり絵本制作プロジェクト」
前段が長くなりましたが、そんな「キラキラドリームプロジェクト」の
令和3年度採択団体「のいちごくらぶ」さんから活動成果の絵本のご寄贈をいただきました!
「のいちごくらぶ」さんは、大学生さん3人が
「絵本の力でおもいやりの心を発信!!」との思いから始めたおもいやり絵本製作プロジェクト。
この3月に、ついに第1作絵本である「むぅちゃんとまめつぶおにぎり」が発行されたそうです。
早速、私も拝読させていただきましたが、
他者へのおもいやりや、価値観、多様性といった難しいテーマを、
さまざまな大きさや具材などの違いのある「おにぎり」で表すことで、
小さなこどもにも伝わるように上手く噛みくだいていて、
「大学生さんがこれを作ったのか」と素直に驚かされるものでした!
主人公のまめたを始めとしたキャラクターのイラストも可愛らしく、ほっこりします。
絵本を読んでみて
新型コロナウイルスの感染拡大や、
世界情勢のさまざまな問題、世代や性別、コミュニティ、人種間のこと、
誰しもが他人事ではない「他者の価値観や多様性を受け入れる」ということを、
今一度 考えてみたいなと思いました。
学校や図書館にも配布していく予定だそうなので、
見かけたらみなさんもぜひお手に取ってみてほしいです!
「のいちごくらぶ」さん、絵本のご寄贈ありがとうございました!