企画営業の松本です。
キャンプに行きたい。
キャンプに行きたい。
キャンプに行きたい。
(北の国から’95から引用)
今回はキャンプにおける燃料問題です。
キャンプに関連するブログなど見ているとこの燃料問題に触れている記事をよく見ます。
ただ、キャンプを25年やってきて言える事は…
荷物になろうが、忘れがちだろうが、テクニックが必要だろうが、気にしないことです。
終わり。
キャンプで使う燃料の種類について
と、言いつつも燃料問題と提起しているわけですから終われません。
更に燃料問題自体わからない人も多いかも。
燃料が問題になるパターンを体験踏まえて紹介します。
①『電池』LEDランタンの電池が無くなり真っ暗!
前にキャンプ行った時から電池を変えていなかったので食事中に電池切れ…。
LEDランタンは基本的に電池の持ちが凄く良いです。ただ、良すぎるので頻繁に電池を替える必要が無く、久々のキャンプだと無意識に起こる問題です。
あくまでも自分の対応策ですが…まず、全て充電池にし、毎回電池を外し、キャンプギアとは別で保管しています。
そして、キャンプの前に予め充電するように決めています。
もし仮に(別で保管している)電池自体を忘れたとしても、身近に売っているので現地調達も出来ます。
②『ガス缶の形』ガスボンベってこれじゃないの?
キャンプの買い出しを頼まれた時「ガスボンベも買ってきて」って言われ、
買ってきたガスが形が違うから使えず…もう一度買いに行くはめに!
使うギアがOD缶かCB缶か事前に教えてくれれば良かったですね。
CB缶であればスーパーやコンビニでも売っているので簡単に調達できますが、OD缶はホームセンターやスポーツ用品店に行かないと売ってません。
ちなみに
「それってOD缶?CB缶?どっち??」
とか言ってあげると通ぶれます。
※左からCB缶、OD缶/500g、250g、110g
③ハリケーン(オイル)ランタンの燃料って何が正解?
キャンプ系のSNS見て昔のランタンが凄い映えてて気に入り買ったのですが…。
最近はランタン(ランプ)オイルという商品名でイロイロ出ています。原材料はパラフィン(ロウソク)だと思います。
種類によってはハーブが入っていて虫よけ効果がある商品もあります。
ただ、値段が少々高いので灯油(ケロシン)を使う方も多いです。匂いやススは出ますが…。
なので、こまめにお手入れできる人は灯油、めんどくさい人はパラフィンで。
④『ガスの種類』ガスバーナーの火力が足りない!
朝起きたらめちゃくちゃ寒い…。暖かい飲み物ほしいのに、中々お湯が沸かない!
冬キャンプはもちろん、朝晩冷え込む時期のキャンプだとガスの種類によっては火力が上がらない、点火しにくいことがあります。
その場合、一般的にパワーガスと呼ばれるもの、更にはOD缶のものを使用すれば問題ありません。
ただし、基本的には余程の寒い時期や余程の高地(3,000m以上)でなければパワーガスを使うのは、値段、燃費を考えると無駄遣いだと思うので注意ください。
※写真は全てパワーガスと呼ばれるものです。
ガス缶のイロイロ
まず、ノーマルと言われる普通のガス缶
・使用されているガスの原材料は「液化ブタン」のみが多い。ちなみに最低使用温度は-0.5℃前後
そして、パワーガスと言われるタイプのガス缶
・使用されているガスの原材料は「液化ブタン」と「プロパン」の混合だったり
「イソブタン」と書かれている
プロパンは沸点がかなり低いので少し混ぜることでガスの噴出量を増やしています。
イソブタンの最低使用温度は-12℃前後なので「パワーガス」となってます。
あと、もう一つあるのは形でOD缶、CB缶にも特性があり、
一般的にCB(カセットボンベ)缶は火力が安定しずらいと言われています。
家の中で使う分には申し分ないですが、アウトドアで使うのであれば
OD(アウトドア)缶が一般的だと思ってます。
ちなみに自分はSOTOの
「G-ストーブ(CB缶用)」
を使ってますが、
意外と問題ないのも確かです(嬉)
⑤『薪』焚火がしたい!どれくらい薪は用意したら良い?
近くのホームセンターで1束買ってったけどすぐ無くなっちゃった…。
自分の経験からして
- 薪の投下は自分で行う
- キャンプは1泊
- 朝は焚火をしない
- 薪は広葉樹のもを選ぶ
上記の条件であれば1束で充分だと思います。
ただ、一般的な意見とか聞くと2束ある方が心強いと思います。
注意!余った薪は持ち帰ることは忘れずに!
更に、現地調達などの理由でスギとかヒノキの針葉樹の薪しか用意できない場合もあります。
針葉樹の場合、火付きは良いですが燃費が悪いので2束以上用意した方が無難です。
薪のくべ方〈薪がすぐ無くなる原因〉
①薪の組み方の問題
“三角テント”の様な組み方やキャンプファイヤーのような“井の字”の組み方をすると
中央に空気がよく入るのでよく燃えます。
写真など撮りたい時は良いですが、始めから終わりまでずっとこの組み方をしていると
薪はどんどん無くなります。
おすすめしたいのは最初は“三角テント”の様にして、火が安定したら太い薪を枕にし、
その上に交差するように“十”の様に置くと火も安定し長持ちします。
②薪投入のタイミング
まだ薪が燃えている最中からどんどんくべるとあっという間に薪が無くなるので注意!
火も子どもと一緒で育てるものです。
大人(火が安定した状態)になってからどんどんお小遣いあげて(薪をくべて)しまうと
ろくな育ち方(燃えあがってしまい危険)をしません。
多少苦労(くすぶる手前まで我慢)をさせた方が成長を感慨深く見れるものです。
多人数で焚火を囲む場合(悪い友達が沢山)、あなたの管理(更生させる)能力が必要です。
正しい道に導いてあげてください!(決して火ばさみは渡すべからず!)
◎尚、「くすぶる手前位が萌えるよね」などと通じみた事を言いながらけん制して下さい!
⑥『荷物』持って行くものが多すぎる!
ランタンは電池、バーナーはガス、オイルランタンも捨てがたい、焚火の薪…。
こんなに種類が必要なの?車に積めないよ!
確かにそれぞれに合わせて用意するのは大変なんで予め燃料を統一できるギアを用意しておく事も一つの案です。
ちなみにOD缶・CB缶どちらでも使えるようにするアタッチメントは便利ですよ。
あと、焚火の薪はキャンプ場で調達できる場合も多いので、「現地調達」を考えても良いのかも。
自分は調理用のツーバーナーは別で持って行くので焚火では簡単な調理しかしません。
でも、焚火でご飯も炊けるし調理も出来るのでその場合、ガスはやめても良いかもしれません。
ちなみに、ただでさえ多いのにもう一つ燃料を提案します。「ホワイトガソリン」です。
通ぶって言うと「白ガス」です。
白ガスで良い所はギアで互換性があり、タンクで持って行けるので割とかさ張らない所です。
ただしこれにも悪い所があり、“ギア”自体はかさ張ります。使い方も多少テクニックが必要です。
自分も最近までは使ってませんでした。
でも、コールマンのガソリンランタン、ツーバーナー、シングルバーナー、雰囲気出て良いですよ!
イロイロ書きましたが上記の様な問題が「燃料問題」と言われるものです。
で、結論としては「気にしない」なんですが、
理由としては、使用しているギアはそれぞれ欲しくて手にしたもののはずです。
使ってみてこういう燃料問題に派生しますが、“それはそれ”、“これはこれ”で良いのでは?
そもそも考えたくない人は「手ぶらキャンプ」という選択肢もあります。
でも、きっと欲しくなりますよ。
燃料の事で大事なのは「段取り」です。
そもそもキャンプは非日常だと思うので面倒をポジティブに受け止めましょう!
面倒くさい事が幸せなんだよ!(所さんも言ってましたよ)
次回は「島根県森林インストラクター」について
私、昨年より「島根県森林インストラクター」になるべく、養成講座を受けております。
メリットでは『島根県の水と緑の森づくり事業』の普及啓発活動の1つ、
『みーも通信』の制作に携わっています。
(自分が携わってはいませんが…)
その中でずっと前から島根県森林インストラクターの事は知ってはいました。
ただ、「こんなのあるんだぁ…」位の認識でしたが、
日々、森林に囲まれたところで自然の中で暮らしていると、
もっと知りたいってなったんです。
なので、「島根県森林インストラクター」なんです。
お楽しみに。