第一声は「意外と小柄ですね!」
大男のイメージはどこからくるのだろう?
■マーケティングとは
コロナ禍になって対面営業をしにくくなったからでしょうか?それとも、長年に渡り課題視していたことなのでしょうか?いよいよ手をつけないと生き残れないからなのでしょうか?
ここ山陰でもにわかに注目を集めているマーケティング。ところでマーケティングってなんですかね?
ところが営業先でも社内でも「マーケティングってなんですか?」という質問をほとんど聞きません。きっとそれは、何をどう質問していいかすら解らないほどよく解らないということだと思うのです。わかるようでわからない。それがまさにマーケティングなのですが。
ちなみに「マーケティングとは」でググると、実に色々な答えがあります。10とおり以上はあるのではないでしょうか。どれも実にわかりやすい定義です。いよいよ困りましたね。これ!という答えはないのです。
ちなみに「マーケティングとは」の定義は、どうでも良いのではと僕は思っています。
ほんのいくつかの具体例として、多くの「いいね!」を頂いたツイートを引用しておくと、
■やることはとてもシンプルで地味
マーケティングは「考え方+日々の実践」なのですが、進めるにあたって具体的に実践することは実はとてもシンプルです。むしろ知っていることばかりで地道なことが多いです。
方針を決めて戦略をつくり実践し、データを検証して改善する。実践することはこれだけなので、簡単に言うとPDCAです。繰り返しますがやることは実にシンプルです。
肝になるのは、そもそも論となる「考え方」。どういう戦略を選ぶのか?データをどう捉えるか?どの領域で勝ち筋を作っていくのか?3方良しなのか6方良しなのか?等です。
実は、この「戦略づくり」も基礎となるのは「誰に」「何を」「どうやって」届けるかなので、基本となる考え方は実にシンプルで、特に新しいことはないはずです。
どうですか?簡単そうですよね。早速今日から実践してみてください。
■理論と実践が伴わない
このようにマーケティングを難しく感じて敬遠してしまうもう一つの要因は、理論と実践がかけ離れていることにあるのだと思います。
僕が思うマーケティングは
「知ることは1日あればできるけど、自ら実践できるようになるには10年かかる」というものです。
知って表面的に理解するだけであれば、本を3冊読めば済むことなので1日あれば十分だと思います。ただし、理解できたところで、それを実務に生かして行こうとすると「・・・」。知るとやるとではこんなに違うのかというほど、思い描いたようにはいきません。
これはマーケティング以外のことにも言えますよね。料理をする方なら、有名店のシェフがレシピを分かりやすく教えてくれても自分がやると同じようにはならない、ということを経験したことがあると思います。理論と実践は別物ということですが、マーケティングはその違いが顕著に数字であらわれるので厄介です。理解しているはずの仮説(理想とするイメージ)に似せることすら難しいという状況に陥ります。
ちなみに、僕のマーケティングの定義の一つの側面は下記のとおりです。
多くの「いいね!」を頂いているので一定の評価はあるのでしょう。見てのとおり哲学的な話ばかりですので、カチッとしたマニュアルのようなモノはありません。
これに沿って実践し、壁に当たったらまたこれを見直すプロセスを繰り返す。そのプロセスを通じて自然と身についてくる感覚のようなモノなのですが、そう簡単にはいきません。マーケティングを身に着けるのは地道なことの模索追求プロセスなのです。
■学ぶより身につく方法論
以上のような経緯から、僕からのひとつの提案としては「マーケティングを学ぼう」という目的意識を持たないほうがいいと思っています。そうではなく「○○の課題を解決しよう」と具体的な課題解決を目的にしたプロセスを通してマーケティングを身につけていく方法論が良いと思います。
例えば、「人材募集をする時の応募件数を3倍にする」等の具体的な課題解決、目標達成です。
この具体的な課題をマーケティングを使って解決しようと専門家と一緒に実践すれば、半年もしない間にマーケティングを習得することができるでしょう。
そこから先は、各々で学んだことを日々実践したり本を読んだりして磨き上げていけば良いと思うのです。
マーケティングは目的ではなくあくまで手段です。手段を身につけようとすると難しくなるので、具体的な課題(目的)を決めて、その成果をあげることにコミットする過程においてマーケティングが自然と身についてくる。このプロセスが学ぶには良いと思うのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。