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元・旅行情報誌編集者が選ぶ「何回でも行きたい観光地」

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ラズダ編集部
石原
最近、YouTubeでホラーゲームの実況動画ばかり見ているせいか、交差点を見ると「ここでカド待ちあるな…」とか妄想気味です。ちゃんと寝ようと思います。

みなさん、こんにちは。山陰の地元タウン情報誌「ラズダ」編集部の石原です。普段はラズダのウェブマガジン「日刊webラズダ」の運営を担当しています。おかげさまで、ユーザーの皆さんはもちろん、社内外からの強力なサポートもあり、着実にその数字を伸ばしていっています。超絶にありがとうございます!

ラズダのウェブマガジンはこっち↓(毎日更新してます)

さて、今回はタイトルにある通り、私のオススメ観光地をご紹介したいと思います。「山陰のタウン情報誌つくってる人間が観光地を紹介するだと!?」と思われそうですが、今の会社に入る前は約8年、大手の某旅行情報誌を作っていました。なので今回は「元旅行情報誌編集者が選ぶ“何度でも行きたい”観光地」をいくつかご紹介。東は静岡県、西は北九州あたりまでを実際に足を運んで、取材や記事を作ってきたので、それなりに参考になるかと。

緊急事態宣言も明け、年末年始以降、お出かけ計画中の方もいらっしゃると思いますので、ご参考になればうれしいです!

何度でも行きたい観光地:伊勢・志摩・鳥羽

三重県伊勢市と言えば「伊勢神宮」ですよね。全国に神宮はありますが、ここ「伊勢神宮」はその中でも別格扱い。それだけに、かつては“一生に一度はお伊勢参り”のキャッチコピーのもと、全国各地からお伊勢参りの参拝客が訪れたそう。

「伊勢神宮」、いつ行っても良いんですが、オススメは早朝参拝。厳かな雰囲気に満ちる境内は、ピーンと空気が張り詰めていて、外の世界と隔絶されたような不思議な気分に浸れます。近くの「赤福 本店」は早朝から営業しているので、早朝参拝後、温かいお茶と名物・赤福餅でひと息入れるのが最高です。

「伊勢神宮」を中心にプランニングするなら、近隣の鳥羽市・志摩市とセットが◎。鳥羽市には「鳥羽水族館」もあるし、志摩市にはリゾートホテルやレジャーパークもあるし、海女小屋といって海女さんがとってきた魚介を炉端焼きで食べられるところもある。

気になる食は、普通に海鮮丼とかを食べてもうまいんだけど、予算があるならカジュアルフレンチ&イタリアンなどもあるので、そちらを利用するのも一策ですね。

ちなみに、「伊勢神宮」は外宮と内宮で分かれていて、外宮→内宮の順に回るのが推奨されています。

伊勢神宮の門前町・おはらい町

何度でも行きたい観光地:高野山

和歌山県にある高野山は約1200年前、弘法大師・空海が開山した真言密教の聖地です。世界遺産にも登録されている場所で、何がスゴイかって「山全体が宗教都市」になっている点。私は勝手に“天空の仏教都市”なんて呼んでいました。お寺と聞くと、京都も有名ですが、ここ高野山は山全体が宗教都市で、町並みを歩けばそこかしこにお寺が点在(というよりも密集)しています。

見どころは大きく「奥之院」と「壇上伽藍」の2ヶ所。特に 「奥之院」 は高野山の信仰の中心でありマスト。今なお、 弘法大師が瞑想を続け、人々をお救いになっているとされています。

また、高野山にある117の寺院のうち、52の寺院は宿坊として泊まれます。泊まる際は座禅をしたり、写経をしたりといった、仏教都市ならではの体験も。日本古来の文化にふれられる貴重な場所として、以前は外国人の方、とりわけ欧米からの旅行者が多かったように思います。

高野山周辺には女人禁制の聖地、戦国武将・真田幸村ゆかりの地など、見どころも豊富なので合わせてチェックを~。

高野山観光のハイライトのひとつ、「金剛峯寺」の中門。

何度でも行きたい観光地:名古屋

定番と言えば定番ですが名古屋もオススメです。名古屋と言えば、金のしゃちほこがある「名古屋城」、濃厚な味わいの「味噌グルメ」などが有名ですよね。

個人的には名古屋は小学生以下の子どもがいるファミリーに最適なエリアかと。というのも名古屋とその近辺は、実はめちゃくちゃレジャー施設が充実。水族館、動物園、鉄道博物館、科学館といった代表的なものから、企業関連のいわゆる「社会科見学」スポットも豊富。この社会科見学スポットが魅力的で、これらを組み合わせてプランニングすれば、きっと子どもたちは大喜び!

ひと足のばせば、「ナガシマリゾート」、「鈴鹿サーキット」などもあるので、日程に余裕があれば、そちらも合わせて巡ってみてください。

東海エリアなので、山陰からだと距離はありますが、出雲空港から名古屋方面の直行便もあるので、そちらを利用すれば移動もグッとスムーズ。

「リニア・鉄道館」。車両展示だけでなく、運転シミュレーターなどのアトラクション要素も。

何度でも行きたい観光地:萩

お次は山口県の萩市。新刊発行に際して、4泊5日したこともある思い出の場所。萩はかつての城下町で、その点だけなら松江市も同じ。なんですが、スゴイのが「昔の地図がそのまま使える」こと。古地図を使って、観光が楽しめるんです。

歴史好きとしては、これほど惹かれる街は中々ないです。近年では世界遺産に登録されましたし。

そういう「歴史」くくりなら、島根県の津和野町も大好きな町。津和野町は「隠れキリシタン殉教の地」でもあり、城下町という日本文化とキリシタンの海外文化が共存している不思議な城下町。観光地でもあるんですが、普通に人が生活している町で、“町の歴史が受け継がれている感”がすんごいイイ。

何度でも行きたい観光地and more

「うまい蕎麦が食べたい!」なら兵庫県丹波・篠山もいいですね~(ぶっ飛びそうなぐらい旨いボタン鍋の店もある)。あと、京都のミシュラン星付きシェフ行きつけのそば屋の極旨天とじ丼もまた行きたい。大阪・堺にあるピッツェリアでナポリピッツァもいいなぁ~。

それから、高知県の「香美市立やなせたかし記念館」もオススメ。アンパンマンのミュージアムは全国にも数々あるんですが、ここは本当の意味で子どもたちに寄り添った場所。展示されている画は子どもたちがふれてもいいようになっていたり、エレベーターの支柱がばいきんまんカラーになっていたり。そこかしこに発見要素があって、「初めて子どもを美術館に連れていくならどこ?」と聞かれたら、真っ先に 「香美市立やなせたかし記念館」 を猛プッシュすると思います。

みなさんはどこに行きたい!とかありますか?

「同じ場所に何度も行く」選択肢でみなさんも編集者気分に!?

旅行の醍醐味はいろいろとありますが、「初めて行く場所で、新しいモノゴトの魅力にふれる」のも楽しみですよね。食べたことない料理・味、文化、人などなど。初めてというのは、それだけで目に映るすべてが魅力的に見えるもの。発見の連続です。

一方、「同じ場所に何度も行く」行動に、新鮮味はありません。だってその街をすでに知ってるワケですから。以前の職場はだいたい自分の担当エリアみたいなものが決まっていて、毎年同じ場所に行き、取材をして雑誌を作り上げました。

当時の私にとって何度も行く場所に新鮮味はありません。ですが、私が何度でも行く場所は、読者の方にとっては初めての場所、または初めて行くかもしれない場所。ということは、たとえ私が何度でも行ってる場所としても、雑誌を通して読者の方に「新鮮味」を届けなければいけません。

そういったこともあり、毎年新しい企画を考え、新しい視点でモノゴトを探して考えていました。おそらくこの行動が、私の編集者におけるスタンスの基本になったのだと思います。要は「同じ食材で別の料理を作る」みたいなことです。編集者にはいろいろな方がいますが、この 「同じ食材で別の料理を作る」 こともきっと編集者のテクニックとかそういった類のものだと思います(偉そうなこと言ってすみませんm(__)m)。

「同じ場所に再び行ってみる」行動はすでに編集者的行動なのかも?と、このブログを書きながらふと思ってしまいました。“編集者とは?”とググれば、いろいろと出てきますが、実のところ“何気ない場所(知っている場所)の魅力を見つけ出すこと”がポイントなのでは……?

そんなわけで、“何気ない街の魅力を再発見”みたいなテーマで運営しているのが「日刊webラズダ」だったりします。まだ見ぬ県外・国外も魅力的ですが、週末の空き時間は編集者風に、地元の魅力を再発見してみませんか?

みなさんからの再発見情報も絶賛、お待ちしてまーす!

この記事を書いた人

株式会社メリットコミュニケーション企画部石原 一樹(いしやん)
鳥取・島根の地元タウン情報誌「ラズダ」編集部に所属。
業界最大手の旅行情報誌の編集業務がメインだった大阪の編集プロダクション(MAX年間2000ページぐらい請けてたらしい…)に約8年勤務後、島根にUターン、(株)メリットへ。

編プロ時代は、東は静岡、西は山口までを行ったり来たり。“仕事は楽しんだもん勝ち”がモットー。口癖は「準備が万事」。

現在は島根・鳥取のローカル情報を毎日発信するウェブマガジン「日刊webラズダ」の運営を中心に、デジタル施策のお手伝いもしています。

2児の父で希少種のシングルファザーです!凹んだこともあったけど、今は元気です!
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