2021年夏、皆生温泉マリンアスレチック-海皆ｰは、
台風による遊具破損により、会期途中で中止とさせていただきました。
その際の遊具の回収経緯、及び、回収できていなかった遊具が本年になり発見されたことに伴う、
再調査･回収の経緯、等についてご報告申し上げます。
●2021年８月9日台風による遊具破損
前日までの予報等では、アスレチック遊具本体は洋上での係留のままで問題なしと判断。風を受ける大きな遊具の空気を抜き、風・波対策を行い係留していたが、9日午前中に予測以上の荒天となりアスレチック破損。
午後よりスタッフによる引き揚げ作業を開始し、7割方のアスレチック遊具を段階で、暗くなり視界が悪く、人命に危険を伴うため作業中止を決定。その時点で、陸まで引き上げができなかった遊具が再度波に流されることが無いよう、波打ち際にロープで係留。
●2021年８月10日状況確認・回収作業
前日、波打ち際に係留した遊具が土砂で1.5ｍ以上埋まったことを確認し、現段階で人力による引き揚げ作業を行うことはできないと判断。後日、重機を入れる等して再作業を行うことを決定。
その他の撤収作業や引き上げ済みの遊具が再度波にさらわれることなどないよう、移動・養生などを行う。
●2021年8月12日
波が収まった段階で一部係留中のアスレチック遊具を引き上げる重機搬入などを調整していたが、米子市下水道課様が下水道の土砂除去作業のため重機を入れることがこの日判明。土砂除去作業に合わせて重機での引き上げを実施していただいた。
●2021年8月16日
以降の作業日程を調整。現地の海浜に破損したアスレチック遊具が引き上げ済みの状態、及び、本部コンテナが設置したままの状態。重機などの日程調整が完了し、8月30日・31日に本部コンテナ移設作業、及び、アスレチック遊具移設作業を行い、海浜の全撤去を行うことを決定。
●2021年8月31日
海浜全撤去完了
●2022年6月3日
一般の方からアスレチック残留物が海中にある旨の情報提供が米子市役所へあり。
米子市役所よりその情報を海皆事務局へ連絡いただいた。
●2022年6月15日・19日、残留物調査を実施
・6月15日仮調査
事務局員、及び、設営スタッフ５～６名程度で、後日の本調査・回収作業に向けた工具等の準備を行った
・6月19日(日)本調査・回収作業
事務局員、及び、設営人員２５名程度によりアスレチック開催エリア周辺をローラー調査し、残留物（遊具の破片・ロープなど）の目視調査・回収作業を行った。しかしながら、消波ブロックに海底で挟まれているなど、潜水士による再調査・回収作業等を検討しなければ回収不可能な状況と判断。再調整に入る。
—以降、10月の回収作業までに、専門家や関係各所との協議・調整・再調査を行った—
●2022年10月2日潜水による回収作業
下図の通り、地点Aと地点Ｂの残留物について潜水士による回収作業を行った(地点Ｃについてはロープのみの残留物であったため調査時に回収済み)。その結果、関係各所と事前に調整した通り、海底に埋まる等で忽ち飛散の可能性のない部分以外の回収を完了しました。221002回収状況写真 (1)の通り。
●今後の対応と情報提供のお願い
2022年10月2日時点で、残置した部分については、海底の形状変化により除去可能となった際には速やかに再度除去作業を行います。
また、2021年の最終的な残留物（遊具の破片やロープなど）確認段階では、発見できなかったものもございました。
これらの点を鑑み、当実行委員会では皆様に情報提供を求めさせて頂いております。上図の海中や周辺で、アスレチックの残留物ではないかと考えられるものを見かけられた際は、以下へご連絡いただければ幸いです。今後も随時、確認・回収・処分を行ってまいります。
ご連絡先:0852-23-2230(皆生温泉マリンアスレチック-海皆-実行委員会事務局(株式会社メリット内))
