皆さん自然の中で遊んでいますか?
春です!
外へ出かけてみませんか?
今回は、自然の中での「春」ならではの発見について。
このブログを始めるにあたって何かしらあれば写真を撮りためるようにしています。
その中からちょっと注目してもらいたいものを書こうと思います!
インスタグラムでもアップしていますが、とりあえず最近は春の発見が多いです。
散歩中にふとした発見です。
3月21日に「サンショウウオ」についてアップしました。
始まりは、いつもの犬の散歩中、農道脇の用水路の集水桝にカエルの卵らしき物体を見つけたところから。
私「見て!カエルの卵があるよ!」
娘「何?ブヨブヨしてる?気持ち悪い!」
私「ん?カエルだろうか?でも、何か違う気がする。」
娘「お母さん!何か違うカエルの卵があるよ。」
嫁「気持ち悪い!」
犬「クンクン?」
SNSアップ用に写真を撮ってその場は家に帰りました。
撮った写真を見ながらネット検索で“何ていう種類のカエルか”調べてみると。
私「カエルの卵だったら黒いけどこれ白いもんなぁ。」
検索。
私「やっぱりカエルじゃないかも。サンショウウオ?」
嫁「大きいやつ?」
私「いや、普通のやつ。普通のサンショウウオ。」
娘「サンショウウオって何?」
私「茶色いイモリみたいなやつ。」
娘「珍しいの?」
私「お父さんが子どもの頃は普通にいたけど…。」
更に検索。
私「イズモサンショウウオっていうのが去年発見されたらしいよ。」
嫁「え?珍しいやつ?」
私「いや、今までいたやつと別種って分かったらしい。珍しいと言えば珍しいのかも。」
嫁「え?じゃあ、あそこにいたら流れるんじゃない?」
私「確かに。こないだ上流で工事するって言ってたし…。心配だよねぇ…。」
水槽とタモを持って行き捕獲しました。
嫁「よく見ると目があるし、長くない?」
私「形的にもやっぱりカエルじゃないよね。」
嫁「オタマジャクシとは違うみたい。」
私「やっぱりサンショウウオだと思う。」
娘「おばあちゃん、サンショウウオだって!」
犬「ワン!」
ってな流れで保護し、とりあえず卵をSNSにアップしました。
サンショウウオと聞くと大体の人は「オオサンショウウオ」を連想するみたいで、
同僚や友人からも「凄い発見だ!」とか「取ったらダメじゃない?」とか言われました。
そして、小型のサンショウウオの存在自体知らない人もいました。
自分自身もどうしたら良いかわからず、知見を持った各施設に問い合わせ、
結果的に「イズモサンショウウオ」という種でした。
このイズモサンショウウオ、以前はカスミサンショウウオ、
サンインサンショウウオと呼ばれていたそうですが、
昨年別種の「イズモサンショウウオ」と認められたそうです。
ちなみに島根県内には、
- サンインサンショウウオ
- イワミサンショウウオ
- ヒバサンショウウオ
- オキサンショウウオ
- ハコネサンショウウオ
- ブチサンショウウオ
- イズモサンショウウオ
と、色々いて中には絶滅危惧Ⅱ類とされている種もおり、
自然環境の保護が急務だそうです。
住んでいる場所によっても違う種類になるそうで、生息場所を変えてはいけないそうです。
ちなみにイズモサンショウウオは種の保存法の「国内希少野生動植物種」「特定第二種」に指定され、
『販売・頒布目的での捕獲等・譲渡し等の規制』となっています。
背景にはネットオークションなどの商業目的による乱獲があるそうです。
あと、上にも書きましたが種によって生息地域も異なるので、
有識者からのアドバイスの通り、発見場所近くの水辺に放すことにしました。
と、今回こんな感じのネタになりました。
厳密には自然の中で遊んでいるとは言えませんが、
なんだか凄く勉強になりました。
小学生の娘は理解しているかわかりませんが、きっと記憶には残ると思います。
皆さんの周りにも色々な自然に関しての発見があると思います。
暖かくもなってきたので、皆さん外へ出かけましょう!